禁煙の必要性と得られる効果!喫煙は、健康にとって百害あって一利なし
コロナウィルスの影響もあり、禁煙の必要性が最近話題になっています。禁煙外来を勧めるCMも多いですよね。
喫煙するとガンのリスクが高くなると良く聞きますが、他にも健康被害もあるようです。
今回は、喫煙による健康被害、受動態喫煙による健康被害、禁煙のメリットについてお話したいと思います。
喫煙による自分自身の健康被害
禁煙ブームとは言え、まだまだ喫煙者は多くいます。
まず、喫煙の問題とは、自分自身が病気にかかるリスクが上がるということが一番考えなければいけないポイントです。
ここでは、喫煙による病気の種類についてお話をしていきます。更に止めたくても止められないという依存性についても切っても切れない話なのでお話をします。
喫煙による病気リスク
タバコに関連している病気は「タバコ関連疾患」といわれています。
ガンや動脈硬化による心血管疾患、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患が「タバコ関連疾患」に入っています。これらは、喫煙により発症リスクが上昇し,病状の進行が促進される病気と言われています。
更に喫煙との強い関連が認められているガンは、肺ガン、喉頭ガン、中咽頭ガン、下咽頭ガン、膀胱ガン、腎盂尿管ガンです。
他にも、口唇ガン、副鼻腔ガン、上咽頭ガンも強い関連性がありますが、発生数があまりないガンであるため、明確だという結論はできないようです。
呼吸器系疾患については肺ガン以外に、自然気胸、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患のリスクを高めることがわかっています。
喫煙は、脳卒中や虚血性心疾患のリスクも高めており、一日の喫煙量が多ければ多いほどリスクは上がっていくようです。
このように喫煙というのは自、分自身の病気リスクを上げてしまうことは、よくTV番組でも特集を組まれていたりします。そのことを多くの方が聞いたり理解をしているはずですが、ほとんどの方が、止められない・・・。
禁煙出来ない理由 ニコチン依存症
タバコには、ニコチンという依存性がある有害薬物が入っています。一度吸うようになると止められなくなるのは、ニコチンによる依存症です。
ニコチンが切れると、イライラしたり、落ち着かなくなったり、強くタバコが吸いたくなるといった禁断症状がでるからですね。
禁煙できない理由 心理的・行動的依存
更にニコチン以外でもタバコを吸う習慣というのは、別の依存性を作ります。
日常生活でタバコを吸うことが習慣化されてしまうことによる依存症です。
考え事をするときにタバコを吸う、朝起きたら吸う、食事の後に吸う、お酒の席で吸う等、いつものパターン通りに行動してしまうという依存状態ですね。
一度、喫煙者になってしまうと、なかなか抜け出せないという事です。
次は、自分だけでなく喫煙者の周りにいる方への被害についてお話していきます。
受動喫煙による周りの方への健康被害
副流煙による受動喫煙は、能動喫煙者(喫煙している本人)よりも有害といわれています。
副流煙の方が主流煙よりも、有害物質が多く含まれているからです。
しかし実際のところは、主流煙を大量に吸っている能動喫煙者の方が結果として沢山の有害物質を吸い込んでいます。
なので、能動喫煙者よりも有害でリスクがあるというより、非喫煙者でもタバコ関連疾患になるリスクが高くなるという感じです。
副流煙の方が有害物質を含んでいることには変わりませんから、受動喫煙はなるべく避けたほうが良いです。
禁煙をすれば得られる効果
ここまで、健康被害について書いてきました。
ここからは、禁煙をすれば得られる効果について紹介していきます。
禁煙後は、すぐに改善していくものもあれば、何年かかけて改善されるものがあります。
禁煙直後
- 自分も周りの人にも、健康被害のリスクを与えなくなる
- 目覚めが良くなる
- 集中力が上がる
- タバコによる口臭が気にならなくなる
禁煙後(1~2日)
- 血圧、脈拍数、血中酸素濃度、味覚、嗅覚などが改善される
禁煙後(2週間以上)
- 循環機能や、肺機能が改善する
- 呼吸器感染にかかるリスクが減る
- スタミナが戻ったり、咳、息切れが改善する
禁煙後(一年以上)
- 虚血性心疾患の超過リスクが半減する
禁煙後 (10~15年)
- 「タバコ関連疾患」のリスクが非喫煙者に近づく
禁煙の必要性と得られる効果!喫煙は、健康にとって百害あって一利なし【まとめ】
ここまでお読みいただいた方は、「タバコ関連疾患」になるリスク、その病気の多さも改めて理解できたと思います。
喫煙は、自分自身の健康被害だけではなく、周りの方にも「タバコ関連疾患」のリスクを高めてしまいます。今からでも禁煙すれば、それにより得られる効果もたくさんあります。
人生は、一度きりです。後から、後悔したくありません。
もし、禁煙しようと思えたのであれば、すぐに行動に移してみましょう!まだまだ人生は続きます、もう遅いなんてことは決してありませんよ。