ハムスターを飼う時に必要な物って何?飼育代や注意点についても解説
うるうるとしたつぶらな瞳に巣箱からのぞくポテッとしたおしり…
じゃあハムスターの飼い方を知っていますか?
1930年4月にアラビア半島のシリアで発見されてから、わたしたち人間のパートナーとしても愛されるようになったハムスター。
ひとつひとつの仕草がとてもかわいらしく、鳴き声も体臭も少ないので、とても飼いやすい動物です。
今回は魅力たっぷりのハムスターの飼育方法や飼育代、一緒に生活するうえでの注意点など、ご紹介したいと思います。
ハムスターを飼う前に!はじめに準備する必要なもの
ペットショップやホームセンターに行くと、ハムスターの飼育用品はさまざまなものが売られています。
「何をそろえたらいいの?」と迷ってしまいますよね。ハムスターをむかえる上で、必要なアイテムはこんな感じです。
- ケージ
- ゆか材
- 巣箱
- トイレ
- トイレの砂
- エサ入れ
- 給水器
- かじり木
- まわし車
それでは、1つずつ説明していきます。
ケージ
ハムスターのおうちです。ケージには「水槽タイプ」と「金網タイプ」2つのタイプがあります。
ハムスターを初めて飼うという方には「水槽タイプ」がおすすめ。壁が透明なため中がよく見える、脱走しにくいといったメリットがあります。
ケージ選びで大切なのは十分な広さがあるかということ。
大柄のゴールデンハムスターだと、40×30センチ、高さ25センチ以上の大きさが必要だといわれています。広ければ広いだけハムスターのストレスをへらすことができます。
ゆか材
ゆか材の種類には木を砕いて作られたウッドチップ・牧草・ワラ・トウモロコシの芯を砕いたコーンチップ・ペーパーチップなどさまざまなものがあります。
おすすめは広葉樹が原料のウッドチップですが、ハムスターそれぞれに好みもあるので数種類つかってみてベストなものを選ぶといいでしょう。
巣箱
ハムスターの寝室。木製・陶器製・プラスチック製・屋根や天井が外れるものなど色々な種類があります。
おすすめは木製か陶器製。底のないタイプだとお掃除がしやすいです。
トイレ
入り口が大きく入りやすいものを選びましょう。屋根つきだとハムスターがおちついて用を足すことができます。
トイレの砂
ハムスターが食べてしまわないように固まらないものを選びます。
エサ入れ
ひっくり返されない陶器製がおすすめ。ハムスターが食器の中に入ってしまわないように、大きすぎるものはさけます。
給水器
ハムスターは水をたくさんは飲まないので小さいもので大丈夫です。
かじり木
ハムスターの上下の前歯4本は一生のびつづけるため、固いものを噛んでけずる必要があります。
かじり木を入れて、思う存分かじらせてあげましょう。
まわし車
ハムスターのカラダの大きさにあったものを選びます。「サイレントホイール」「静音タイプ」は音が気にならずに便利です。
ハムスターの飼育代はいくらかかる?
初期費用として、ケージ・ゆか材・巣箱・トイレ・トイレの砂・エサ入れ・給水機・かじり木・まわし車・エサ等すべてを用意すると用品サイズによって差はありますが、だいたい¥10,000程度かかります。
毎月の出費としてはエサ・ゆか材・トイレの砂代、合わせて¥1,000~2,000くらい。
この他に、寒さ暑さの対策用品、光熱費、ケガ・病気をしたときの医療費、旅行に行くときのペットホテル費などが加わってきます。
ハムスターは毎日何を食べる?
ハムスターは食べることが大好き。
とくに大好物なのはひまわりの種やピーナツなどですが、人間と同じでかたよった食生活だと病気になってしまいます。
長生きしてもらうためには、主食に栄養バランスの優れたハムスター専用ペレットをあたえ、副食として少量の野菜や果物などをあたえること。ひまわりの種やピーナツ、アーモンドなどは高カロリーなため、毎日あたえず、たまにのおやつにします。
食事をあたえるタイミングは夜行性のハムスターが起きだしてきた夕方がベストです。飲み水も毎日交換します。
毎日のお掃除しよう
ハムスターはとってもキレイ好き。毎日パパっとお掃除してあげましょう。
食事同様1日1回、夕方以降におこなうのがベスト。トイレの砂はすべて変えずに古いものを少しだけのこしてあげます。ゆか材は汚れたところだけでOK。
(全部交換するのは1週間に1度。その際も古いものを少量のこします)前日の食べ残しも片付けてあげましょう。
ハムスターと暮らすうえでの注意点
ハムスターと暮らすうえで注意点があるので意識してください。
ケガをしやすい
ハムスターの骨はとっても細く、ちょっとしたことでケガをしてしまいます。
視力が良くないため、高いところから落ちて骨折をしてしまうことも。
ケージの外にだす時はかならず座って抱っこしましょう。ケージ内にも脚をはさんだり、落下したり、危ない場所がないかチェックします。
命にかかわる。疑似冬眠
冬に室温が10℃を下回ると、ハムスターは「疑似冬眠(ぎじとうみん)」にはいってしまう場合があります。
疑似冬眠にはいると体温が下がり、2~3日に1度しか目を覚まさなくなります。食事の量も少なくなるため、そのまま弱って死んでしまうことも。
ペットヒーターなどを利用して、冬場はケージ内が寒くなりすぎないようにしましょう。
ハムスターを飼う時に必要な物って何?飼育代や注意点についても解説【まとめ】
愛くるしいハムスターは私たちにとって、とてもいいパートナーになります。
ちょこちょこと可愛らしく動きまわる姿は見ているだけで心がほっこり。
たっぷりの愛情をかけてお世話することでハムスターとの生活はさらに楽しいものになりますよ。