犬のしつけ方のコツ・方法|アイコンタクト・リーダーウォークを解説
愛犬との暮らしは、様々な感動を得ることができ、新しい発見もあり楽しい日々です。
ですが、犬と人が快適に生活していくためには、愛犬へのしつけは必須となるでしょう。
今回は、アイコンタクトやリーダーウォークの犬のしつけ方のコツを紹介します。
犬にしつけが必要な理由とは?
まず、始めに犬にしつけが必要な理由についてお話をしたいと思います。
犬を飼っていらっしゃる皆さんは、しつけをしているでしょうが、具体的にしつけとはどのようなことを指すのでしょうか?
よく聞いたり、イメージするのは「スワレ」「オテ、オカワリ」と言った動作ですが、しつけとは犬が人間社会の中で共に生きていくためにルールを教えることです。
また、犬の祖先である狼は群れで生活する動物であり、群れはリーダーの指示に従い行動します。
縦社会の中で強いリーダーを信頼して行動することで、群れは統率がとれて安心して暮らすことができます。
犬もまた、同様であり愛犬にとってのリーダーは飼い主さんになります。
飼い主さんとの強い信頼関係を築くことにより、愛犬は心身ともに安心して生活することができるのです。
この信頼関係がうまく構築できないと、愛犬は強いストレスを感じてしまい、不安などから攻撃的になったり無駄吠えと言った問題行動をする可能性があります。さらには、自分がリーダーであると誤認してしまい、飼い主さんに攻撃的になる危険もあります。
しつけはそんな信頼関係を築くために大切な飼い主さんの役割であり、双方が快適に生活するためには重要な事柄です。
なによりも犬は大好きな飼い主さんと一緒に行動することがなによりも大好きですので、しつけを通してコミュニケーションをとることでさらに絆を深めることが可能です。
犬にしつけをするコツ・方法とは?
それでは、具体的に犬にしつけをするコツ・方法を2つご紹介したいと思います。
①アイコンタクト
しつけは信頼関係をきちんと築くことが大切であると紹介しましたが、具体的にはどのようにしつけを行えば良いのでしょう。
コツとしては第一に「スワレ」「マテ」などの動作を教える前に、愛犬に飼い主さんの存在を認識してもらうことが大切です。
しつけの第一歩として「アイコンタクト」を行いましょう。
人間同士の会話でもそうですが、顔を見て話をすることは円滑なコミュニケーションにつながります。
犬にも同様のことが言え、飼い主さんの目を見て集中することで「スワレ」などの指示を聞きやすくなります。
おやつやおもちゃなど愛犬の好きなものを持ち、名前を呼びます。
はじめは、おもちゃやおやつなどに視線がいってしまいますが、飼い主さんの顔の高さにおもちゃなどを置き名前を呼んでこちらに注目するように誘導します。
愛犬が少しでもこちらに注目することができたら、おもちゃやおやつを与え褒めます。
最初は短時間から始めて徐々に時間を伸ばしていきます。
繰り返すことにより愛犬は「飼い主さんに注目すると良いことがある」と認識していき、飼い主さんに注目してくれるようになります。
次第に飼い主さんに呼ばれること自体が期待となり、こちらの声に注目して視線を合わせてくれるようになります。
アイコンタクトが成功するようになれば、しつけの第一歩になります。
②リーダーウォーク
アイコンタクトが成功したら次の段階に進みます。
散歩の時に愛犬は、自分の行きたい方向に飼い主さんを引っ張りあっちこっちに行こうとしますが、散歩の主導権を飼い主さんが握り、コントロールするためにリーダーウォークは有効です。
また、具体的にリーダーとして愛犬に振る舞う行動であるため愛犬にも伝わりやすく、信頼関係の構築に効果的です。
さらには散歩の時の脱走や飛び出しによる交通事故などを起こさないためにもリーダーウォークは大切になります。
はじめは庭などで愛犬にリードをつけて実践しましょう。
愛犬が好きな方向へ引っ張っていこうとした瞬間に逆方向に方向転換して、進路を飼い主さんが変更します。
愛犬がこちらについてきたら褒めます。
愛犬がまた前に出て引っ張ろうとした場合は逆方向に引っ張ります。
逆方向に行くことで、リードにショックがかかり、愛犬は飼い主さんの動きに集中するようになります。
一見可哀想に感じる方もいるかもしれませんが、犬に具体的な行動で示すことは伝わりやすく、愛犬も理解しやすくなります。
繰り返し行うことで飼い主さんの前に出てはいけないと愛犬が覚えて飼い主さんの動きに注目して隣について歩くようになります。
この二つが成功することにより、しつけの土台ができあがります。
犬のしつけ方のコツ・方法|アイコンタクト・リーダーウォークを解説【まとめ】
飼い主さんと愛犬がコミュニケーションをとり、信頼関係を構築することが初めの一歩になります。
愛犬が少しでもこちらに注目することができたら、たくさん褒めてあげましょう。
愛犬にとっては飼い主さんと共に行動することが喜びです。
楽しいドッグライフを送るための参考になれば幸いです。